退職します
2023年11月30日をもって、今の会社を退職いたします。
入社が 2010 年 11 月(だったと思う)ので、ほぼ丸々 13 年お勤めさせていただいた事になります。
世間一般で言われるような「人間関係がよろしくない」「評価されていない」といったショッパイ理由ではありません。
マネージャやリードを任せていただいたり、いくつかサービスをリリースさせていただいたり、もろもろお悩みを打ち明けて下さったりと、非常に多くのチャンスも与えていただきつつ、良い評価もして下さったなと思っています。
アザース。
ではなぜ?
思い返せば小さな不満はあったかと思いますが、そんなのはどこの会社にだって存在します。
そんな他責な理由は 10 回の転職回数によって抱かなくなっていました。
真因を挙げるとすれば、会社の方針や取り巻く環境が、ここ数年でガラリと変わり、私のスキルセットとミスマッチを起こすシーンが増えた事でしょうか。
ベクトルが違うまま在籍を続けると、会社も私も変な気の使い合いになって、爛れた関係になる事が容易に想像できました。
熟年離婚 になってしまうくらいなら、せめて口の効ける関係である時に、折り合いを付けさせていただくのが
13 年間お世話なった組織に対して、私が出来る最大のお礼とスジだと考え、盃をお返しする決意に至りました。
次は何をするの?
昔からちょいちょい模型を作るのが好きでした。
ここ数年ですが、その活動を再開し、小学生の卒業アルバムに書いた
「プロモデラーになる」が、頭の中をチラつく今日この頃でした。
気が付いたら X(twitter) も、模型関係のフォローが増え、ワンフェスやらホビランやら展示会を中心にスケジュールを考える毎日。
あるディーラーさまの展示見本を塗装させていただける機会を与えていただき、慣例・習慣に触れる事が出来たおかげで、この業界に対しての向き合い方を冷静に理解する事ができました。
定年まであと 10 ~ 15 年。
一度きりの人生であれば、せめて数年くらいは自分の好きな事へに打ち込む時間に使おうと思い立ったのがきっかけです。
つまり 唐突に IT から足を洗い、模型業界にジョブチェンジします。
とはいえ、どんな業界もいきなり喰えていくはずも無いので、日々の日銭を IT で稼ぎつつ、一ヶ月の6~7割を模型活動に充てる事ができるようにワークバランスを調整します。
絵心・色彩・原型・溶剤/素材などの化学的な知識 etc… 足りないものだらけで課題は山積みですが、一つ一つイテレーションして行こうと考えています。
さいごに
そんな威勢の良い事を言いつつもやはり生活第一なので、自分で立てたマイルストーンが未達だったり、やっぱりい喰っていけねぇ…となると、しれっと IT に戻るかもしれません。
ゴリゴリの Tech 系からお声がかかればホイホイ鞍替えする事も想定の範囲内です。
逃げ道を残すなんて、どっちの業界にも失礼だ!なんて声が聞こえてくるようですが…
…
…
だまらっしゃい!
私の人生へのクレーム嫁からのみ受付ます。
ただ IT 自体が生活・業務インフラになっているので、模型業界に就いたとてプログラム的なものから離れる事はないでしょう。
AI にモデリングに調色など、その辺に勉強したり開発できるネタはソフトにハードに転がっています。
いつか「あのジジィの作るキットがドエ〇チでやばい」と小炎上で爪痕 (垢BAN) を残せるようにがんばってみます。
いろんな展示会やねんど会にも「ディュフフ..」と顔を出す素人丸出しジジィが居たら私だと思ってイジって遊んで下さい。
それでは
本当に長い間お世話になりました。
13 年つったら、生まれた赤ちゃんが反抗期中学一年生になる時間ですもんね。
卒倒するほど、コードからリバースしたドキュメントとテストコードを残しておきました。
その状態で「わからん」と言われたら、その言葉を鵜呑み・拡散するのではなく
単にその人のやる気がないか、スキルミスマッチなのでは?と
どうぞ私や私のアウトプットに転嫁する前に深呼吸をしてアサインや状況を考えてあげてください。
事実として、私が在籍中に引継ぎを受けたものは
- テストはない
- ドキュメントはおろか知っている人も居ない
- ビジネスオーナーすら不明
なものばかりでしたが、決して特殊スキル持ちでもない凡夫の私がやっていたのですから、敷居が高いものは存在しません。
大丈夫です。すべてマイナスをプラスへ。最低でも 1 にしておいたので確実に前進しています。
それでは皆さまのご健勝とさらなる発展を、ランナー屑とシンナー臭の影から応援しております。
アザザシタ!
かしこ
あと書き
何を血迷ったか、とある有名フィニッシャーさまに弟子入りを DM するなど、端からみればただの やばい無敵の人(50) でした。 その節は本当にご迷惑をおかけ致しました。驚かせてしまい申し訳ございません。 前頭葉が見えるまで額を床にこすり付けて土下座謝罪すると共に、この場を仮てお詫び申し上げます。